え~最近・・手取り足取りテトリスを教えて貰っています・・
という事で今日は激安コスパ最強原付2種スクーターの
ホンダのディオ110とヤマハのジョグ125ネタなんですけど・・
CVTのセッティングをするにも何をするにも
とりあえず車体をモニタリングする必用があるので
タコメーター等の計器類を取り付けようと思ったのですが
シンプルでスッキリしているディオ110とジョグ125に
後付けの計器はどうみても似合わない感じだったので
今回は自動車と同じように
故障診断コネクターのOBD2からWi-Fi送信機を使ってスマホにデータを飛ばして
必用な時だけモニタリング出来るようにしてみました。
同じ原付2種でも車体価格が30万円以上するヤマハの車両では
Wi-Fi送信機が標準装備されている事が多いので
無料の専用アプリをスマホに入れるだけで車体と通信が出来ます。
ホンダの車両でも、最近の車両ではスマホとの通信が出来ますが
そこそこ高価な車両にしか、その機能はない印象ですね。
ヤマハのNMAX(2型)では結局、デジタルのタコメーターを取り付けましたが
スマホのタコメーターとのレスポンスの違いを確認してみると
さすがに直で車体に繋いでいるタコメーターと比べれば
レスポンスは多少落ちますが十分に使えるタコメーターでした。
スマホだと冷却水の温度も表示出来るので
スマホさえあれば無料で車体をモニタリング出来るのは魅力的ですね。
んで、車体をモニタリングする為のWi-Fi送信機を
激安のディオ110にも搭載したい訳ですが
車体の見た目をスッキリさせる為にも
送信機を車体に内蔵させてやろうと思い
バッテリーボックスを開けてみると
まるでここに送信機を搭載して下さいと言わんばかりの
バッテリーの前側に謎のスペースが空いている訳ですよ。
謎のスペースのすぐ近くにOBD2コネクターもあるのでもう完璧ですわ・・
ただ~し! Wi-Fi送信機とスマホを使ったモニタリングシステムには
落とし穴があってですね・・
OBD2コネクターって常時通電している訳ですよ・・
つまり、Wi-Fi送信機のスイッチをオフにするかコネクターから抜かない限り
常に通信しようとするので
バイクのちっこいバッテリーの場合だと
おそらく3日もあればバッテリーが完全に上がるんじゃないでしょうか・・
なので、いつでもWi-Fi送信機に触れる場所に設置する必用があるので
ヤマハの車両に標準装備されていたWi-Fi送信機みたいに
車体に後付けの送信機を埋め込むのは無理!って話なんですよね・・
所がですよ・・なんとディオ110のOBD2コネクターって
ACC電源が入らないと通電しない希な仕様だった訳ですよ・・
送信機を設置するスペースもあるし
エンジンを切るとWi-Fi送信機の電源も勝手に切れてくれるので
まるでスマホでモニタリングする為に設計されたような車両でしたわ。
ディオ110では完璧過ぎるくらい上手くいったので
ジョグ125にもOBD2にWi-Fi送信機を取り付けましたが
ちなみに・・いくらヤマハの車両と言えども
30万円を大幅に切る価格のジョグ125には
さすがにWi-Fi送信機は標準装備されていなかったですね・・
やはりジョグ125のOBD2コネクターは常時通電していたので
オンオフスイッチ付のWi-Fi送信機を接続し
一番やってはいけないWi-Fi送信機の切り忘れを防止する為にも
送信機を確認しやすいシート下に設置しました。
これでジョグ125でもCVTのセッティングが行えますよ。
所がどっこいですよ・・
2台の車両を色々テスト走行をしていて気付いたのですが
ディオ110だけ異常にエンジンオイルの温度が高い訳ですよ。
ジョグ125の油温は正常というか
ディオ110と比べると30~40度ほど低い油温なんですよね・・
写真の時はまだ外気温が28度ほどある季節でしたが
その時のアイドリング時の油温は126度を示していますよ・・
ていうか、強制空冷式なので水冷式の水温みたいに
走り出したとしても温度がほとんど下がらないんですけどね・・
ちなみにピーク時では、まさかの140度を記録したほどでしたよ・・
140度の油温ってオイルクーラーを付けずにブーストを1Kgちょい掛けていた
20年前のS15シルビア以来見ていない数値ですよ・・
ちなみにエンジンオイルの事はニッサンのサイトに掲載されている
R35GT-Rの取説に詳しく載っているので参考になるのですが
走行中に油温が130度を超えた場合は
走行後、速やかにエンジンオイルを交換しろと書いてありますし
油温は110度を堺にオイルの劣化が急速に進むようですね。
てか、ディオ110って赤道直下の東南アジアで乗られているスクーターなので
暑さには強いんじゃないのかよ・・
と、思ったのでインドネシアの気温を調べてみたら・・・・
日本の夏の方が圧倒的に暑いんかーーい!!
もし、このECUが吐いている油温が正確なら
ホンダ純正100%合成油でももう終わりですよ・・
水温計を車体に取り付けた時のあるある問題として
ラジエターの一次側と二次側では水温が全く違う訳ですが
おそらくディオ110のECUが吐く油温は
オイルがもっとも熱くなる場所から
読み取っているんじゃないかなと・・
という事で急遽、グロムやCT125で使っていた
アナログの油温計をディオ110にも装着して
ECUが吐く油温とオイルパンでの油温の差を調べてみる事にしました。
とりあえず一定時間走って油温を上げてみましたが
最近は涼しくなったという事もあり
アイドリング時にECUが吐くモニターの油温は90度で安定していました。
その時のアナログ油温計を調べてみると52~3度でした。
つまり、ECUとの温度差は約38度という事になりました。
もっとも油温が熱くなった140度の時でも
オイルパンでは102度程度だった訳なので余裕で許容範囲だった訳ですよ。
なのでディオ110をスマホでモニタリングした場合は
油温が150度を越えないように注意する必要がありますね。
これで実際にはジョグ125とディオ110の油温は
ほぼ同じくらいだったという結果になりましたね。
お~良かった~ オイル死んでなかった~
ジョグ125の油温を計る温度センサーはきっと
オイルパンあたりにあるのだろうと想像が付きますが
ディオ110の油温のセンサーは
いったいどこから読み取っているのでしょうかね・・
きっとコスト的にもっとも都合の良い所から
読み取っていそうな気がしますが・・