CB650R Eクラッチで姫路の山ツーリング 後編

2025-09-10 14:15:57
2025-09-11 02:50:27
目次

前回の続き~という事で・・

2日前に神河町観光交流センターに電話をして

電気自動車・・通っぽく言うとBEVですね・・

その予約をしましたが、何を思ったのか

朝イチの9時に予約を入れてしまったので

姫路の快活クラブを朝8時過ぎに出る事になり

ひたすら北上し神河町を目指しました。

平日の休みの日なのに、いつもの通勤時と同じくらいに出発すると

何だか損をした気になりました。

姫路の道路を走るCB650R

姫路の市街地をクルマと一緒にダラダラ走ると少し暑いのですが

単独で走ると良い感じの温度感で走れますわ~

でも、なるべく停まりたくない~

神河町観光交流センター前

JR寺前駅にある神河町観光交流センターに到着・・

CB650Rと神河町観光交流センター駐車場

駐輪所はありませんが

駐車場に適当に駐めて良いって言われました。

神河町観光交流センター

カーミンの顔出しパネルがそそられるのですが・・

我慢して神河町観光交流センターに入ります。

カーミン号レンタル料金

事前に予約していたカーミン号こと

トヨタ コムスのレンタル料ですが・・

儲ける気が一切ないというか、サービスを維持していけるのか

逆に、こっちが不安になる料金設定ですね・・

ちなみにコムスの航続距離は約60Kmなので

3時間も乗れたら大したもんですよ・・

カーミン号の誓約書

手付金の300円を渡して、身分証明書のコピーを取られて

誓約書を書いたらレッツゴーですよ。

カーミン号専用駐車場

ずーっと前から乗りたくてたまらなかったコムスに

ついに乗れる事になったのですが

まさか異国とも言うべき兵庫県の山で乗れる事になるとは

夢にも思いませんでしたわ・・

ちなみに取引をしているトヨタディーラーでは

C+podの試乗車はあったものの、コムスは無かったので

試乗を兼ねてドライブしてみたいと思います。

ただ・・これ(カーミン号)に乗る事で

明らかに観光客剥き出し状態になる訳ですが

それは言わば、都会のマリカーと同じ感じなんですけど・・

交通量が少ない郊外という所と

自動車からは見えにくい車高ベタベタのカートじゃないので

こっちの方が圧倒的に乗るハードルは低いと思いますね。

神河町マップ

航続距離は約60Kmという事で

家で事前に走るルートを決めてきましたが・・

赤い線で書いたルートを走りたいと思います。

素直に国道を通れば、次に向かう予定の

砥峰高原まで行けるとは思うのですが

また後から同じルートをバイクで走る事になるので

あえてクネクネの峠道を使って一週したいと思います。

なんぜ、ずーっと上り坂なのでBEVには相当厳しいルートですが

安全マージンを取ってバッテリーが40%を切った時点で

引き返そうと思います。

初めて乗るEV車の場合、回生ブレーキの仕様が分からないので

下り坂で、どのくらいバッテリーを回復させられるのか

全く見当が付かないので、早めに帰った方が無難ですね・・

コムスのコクピット

モモレースの形状をしたステアリングが

その気にさせるのですが出発したいと思いま~す。

あ~・・はいはい・・加速力は、かなりユルいですね・・

ダイハツ タントのNAで普通に加速したくらいが

コムスの全開加速くらいの感じでしょうか・・

最高速度はメーター読みで62Km/hって所ですね。

当然、全開加速なんてすると一瞬でバッテリーが終わるので

予定のコースを走りきる為にも

坂道では時速30Km/hペースで走りたいと思いますが

ステアリングフィールが最高過ぎるというか

ほぼほぼレーシングカートのフィーリングなので

ダイレクト感が半端ないというか

タイヤのグリップ感がビシビシ手に伝わってきますね。

ていうか、パワステが着いていないですね・・

それでも車体自体が軽い事やタイヤのグリップ力も低いので

パワステが着いてない事を忘れてしまうくらい

軽い力でスルスルとハンドルが回ります。

コムスのカーミン号

良いロケーションがあったので

予定ルートから外れて撮影タイムに入りました。

正直、ハーシュネスに関しては35年前の軽自動車レベルで

ガタゴトと強めに路面からの振動を感じますし

ボディの震えの収まりも悪いですね・・

ただ、後輪駆動という事もあり

自然でダイレクト感のあるステアリングフィールと相まって

まるで屋根が付いたレーシングカートに乗っているかのようで

ボディの振動自体もそのキャラクターに合っているので

不快感よりも圧倒的に楽しさが勝ってしまいますね。

ちょっと欲しくなってきましたわ・・

コムスのシフトパターン

シフトパターンはプリウスっぽい感じなんですが

電動なので非常にシンプルな構成ですね。

ちなみにアクセルオフ状態だと回生ブレーキが掛からないので

ニュートラルでスーッと滑走する感じになります。

コムスのペダル類

超デカいフットレストが個性的なペダル類ですが

ブレーキの踏み始めに回生ブレーキがカツンとデジタル的に掛かり

その回生ブレーキ自体は、さらにペダルを踏み込んでも一定なのですが

後から油圧ブレーキが立ち上がってくるので

制動力が段々と強くなっていく感じですね。

つまり、旧ブログで何度も走行テストをした

電動バイクのTROMOX MINOシリーズと全く同じブレーキの仕様ですね。

なので最初の回生ブレーキのみの領域で車体の速度を制御出来れば

航続距離は、かなり伸びると思います。

実際に、下りのキツいヘアピン以外は

一切、油圧ブレーキを使わずに走れました。

コムスのベンチレーション

電話でカーミン号を予約した時に係の人から

「エアコンが着いていないので、この時期かなり暑いのですが大丈夫ですか?」

って、言われたのですが・・

一応、走行風を取り入れるベンチレーターが着いているので

夏の時期だと即行で全開にすべきなんですが

時速30Km/h走行だと、あまり大した風は入ってきませんね・・

コムスのドア

それよりも・・このようにドアのチャックを左右で

このくらい開いて、それを内側に巻いて走ると

まるでバイクのように風が体に当たるので

渋滞に巻き込まれない限り、超快適でしたわ・・

屋根があるので直射日光も当たらないし

ヘルメットも被らなくて良いので、バイクよりも圧倒的に涼しいですね。

コムスのシート

暑さ対策なのか、シートには3Dメッシュカバーが付いていました。

コムスのサイドブレーキ

サイドブレーキは、まるでバスみたいなので

ちょっとテンションが上がります。

コムスのカーミン号リアビュー

コムスには様々な車体の仕様があるのですが

カーミン号は、スタンダードなタイプですね。

コムスの荷室

トランクルームは思ったよりも容量があったので

普段のお買い物もこなせそうですね。

コムスのカーミン号正面

全幅は約1.1mなので軽自動車よりも約40センチほど小さく

全長は約2.4mという事で

バイクで言うとホンダのレブルよりも少し長く

ゴールドウィングよりも短い感じです。

車庫証明が要らないのでバイクを2台ほど手放せば

そのスペースに置けそうです。

カーミン号で散歩

ちなみに最小回転半径は3.2mなので

ホンダのCBR600RRと全く同じという事で

ハンドルのキレ角が緩い大型バイクと同じくらいですね。

なので・・全幅以外は、まるでバイクのようなサイズ感のクルマでした。

広い駐車場とコムスのカーミン号

広大な駐車場にコムス1台・・

コムスのメーターパネル

バッテリーはセグメントのみの表示なので

正確な残量が分かりにくいのですが

おそらくこれで残り50%って所でしょうか・・

最初にトリップをリセットしたので

やはり、山を登り続けると16.6Km地点で残り50%ですよ・・

絶望的な航続距離ですよね・・

40%くらいになるまでは突き進もうと思うので

残りのセグメントが一つ消えたら引き返そうと思います。

コムスと山道

あ~、残念・・計画していたルートの半分もいかないくらいで

残り40%くらいになってしまいました・・

結構キツい坂道がずーっと続いていたので仕方ないですね・・

電動バイクなら手で押すという事も可能なので

もっとギリギリまで走り続けますが

車重が420Kgしかないコムスと言えども

さすがに手で押して進むのは厳しいので戻りますわ~

コムスと電費

ほぼ回生ブレーキのみで山の麓まで降りてきましたが

おそらく60%近くまで回復したんじゃないでしょうか。

つまり、下りだと確実にチャージが出来る事が分かったので

今回のように登り続ける道の場合は

15%くらいまでバッテリーを残しておけば

確実に帰ってこられそうです。

あと、登りはアクセルを我慢して走りましたが

コムスにはエンジンブレーキが存在しない為

下りはアクセルを抜くだけでも、どんどん加速するので

正直、面白すぎますわ・・

コムスと航続距離

最後は神河町観光交流センター周辺をグルグル回って

バッテリーを使い切ろうとしましたが

平坦な道だと思っている以上に消費しなかったですね。

2時間ほど経ったので戻りたいと思いますが

今回は52.2Km走りました。

回生ブレーキさえ上手く使えば

スペック通り、60Kmの航続距離は走りきれそうですね。

コムスとCB650R

正直、世の中の600円で体験出来るアトラクションの中で

もっとも有意義で楽しい乗り物なんじゃないでしょうか・・

またカーミン号に乗りに来たいくらい面白かったですわ・・

それではCB650Rに乗り換えて

次は砥峰高原を目指します。

神河町長谷ダム

道の途中でダムがありました。

兵庫県神河町の長谷ダム

グーグルマップで調べてみると・・長谷ダムですね。

砥峰高原の駐車場入口

砥峰高原の駐車場に付きましたが・・

とりあえず、今回は通り過ぎて

この道の先にある鮎や鹿などの地の物を食べられるお店で

お昼ご飯を食べたいと思います。

砥峰高原とCB650R

とりあえず写真を撮っておきました。

CB650Rと兵庫県39号線

急に道が狭くなりましたが

2台ほど自動車とすれ違いました。

自動車同士だと2台分の幅が無いので

どちらかが後に下がる事になるので

こういう所は自動車で行きたくないですね・・

CB650Rと山道

砥峰高原の反対側にある6号線に近くなると

道が広くなって走りやすい道になりました。

山奥の食堂

目的の食堂に辿り着きましたが・・

丁度、12時過ぎなので書き入れ時だと思うのですが

何だか人の気配が無いですね・・

ヘルメット内からの映像

たまたまヘルメットの中に入れたアクションカムが

REC状態だったので撮れたのですが・・

ガラガラガラ・・ドアを開けると中には誰もいない・・

あれ・・おかしいな・・

もう一度、グーグルマップで調べてみると

やっぱり今日は定休日じゃないようだし・・

臨時の定休日だとしても、ドアが開く所が怖すぎるんですけど・・

仕方がない・・砥峰高原のお店で食べるか・・

砥峰高原の駐輪所

砥峰高原に戻って駐輪所に駐めましたが・・

砥峰高原の駐車場

誰も居ない・・・・・・

もしかして・・この地域の人達をゴッソリと

何者かに連れ去られたのかな・・・・・・めっちゃ怖いんですけど・・

砥峰高原のカーミン

あ!カーミンだ!

唯一の癒やし・・・・

砥峰高原の施設

誰も居ないし、お店も閉まっていた・・

今日は定休日じゃないハズなのに・・

外国人だらけの観光地もアレなんだけど

誰も居ないのは・・・・もっとヤバい・・

観光地に誰も居ないって、怖すぎるわ・・

砥峰高原の看板

めっちゃお腹が空いているんだけど

とりあえず・・砥峰高原を堪能してみましょうか・・

砥峰高原の道

あ~、お腹が空いた・・・・・・

砥峰高原の池2

池には、かなりの数の魚がいるようだ・・

お腹が空いて喉も渇いてきた・・

でも、池の水は飲まなかった・・

砥峰高原の階段

標高は1000m前後なので

山の麓よりは気温が低いハズなんだけど

逆に標高が高い分、日差しがキツい・・・・

日傘をさしても、地面からの照り返しがエグい・・

砥峰高原の分かれ道

ルートが別れていたので緩そうな方向に歩いた・・

普通、山道って木陰が多いので涼しいんだけど

高原は木が全く無いのでヤバ過ぎるわ・・

あ・・そうか・・だから誰も人が居ないのか・・

最高気温が37度くらいの時に高原を歩くのは

やはり、アタオカな行為だったわ・・

砥峰高原

あ・・もうダメだ・・限界だ・・玄海婆さんだ・・

道は、おそらくぐるっと回って戻れるようになってそうですね・・

とりあえず、家から持ってきたポカリを飲み干しましたが

暑さと空腹で死にそうなので戻りますわ・・

砥峰高原の小川

戻って違うルートも歩いてみましたが

何だか尾瀬みたい・・

砥峰高原のベンチ

さっきの道を引き返さずに進んでいくと

おそらく右側の道から戻ってくる感じですね・・

ここは夏に来る所じゃなかったようですね・・

でも、この壮大な緑と真夏のモクモクした雲の画は

今しか味わえない景色ですね・・

真夏の砥峰高原とCB650R

別に写真を加工して人を消している訳でもなく

本当に誰も居ないんですよ・・

空腹と蒸し暑さと、よく分からない怖さと・・

恋しさとせつなさと心強さとみたいに言うなよ・・・・

次の目的地に向かいたいと思います・・

通行止め

あえて走りやすそうな国道を走らずに

クネクネした山道を走りましたが

まさかの通行止め・・

大幅に遠回りをする事になりましたわ・・

何だか今日はトコトンついてない・・

山道の未舗装路

二手に分かれている道があったので

なるべく近道をしようと思い、遠回りする道を避けたのですが

急に道路に大きな石が沢山落ちていると思ったら

まさかの未舗装路にぶち当たりました・・

写真では伝わりにくいのですが

30%前後の結構な急斜面だし石もゴロゴロなので

ターンするにも結構なストレスになりますし・・

前に進みますか~

傾斜と未舗装路

岩と轍が立ちはだかり

思っている以上にヤバい道でしたわ・・

やっぱりタイヤがスタックしたので

TCSをオフにしてかバイクから降りて

バイクと一緒に歩く事にしましたが・・

フラットな路面だと何とかなりますが急斜面なので

車体の重さがモロに腕にのし掛かります・・

体を車体に当てて重さを分散させました。

ただ、Eクラッチのおかげで絶対にエンストしないし

アクセルワークに集中出来るので

変な所でEクラッチの良い所をまた一つ知れましたわ・・

芝生の道

岩と轍が無くなったので

もうここまで来たら車体に乗って走れますわ・・

200Kgオーバーのロードタイヤのバイクで

この道はさすがにキツかったですわ・・

空腹で集中力も落ちてますし・・

合流地点

本来走るべき道に合流出来ました。

神子畑選鉱場跡

何か古代遺跡みたいな所を通り過ぎましたが・・

後から調べてみると神子畑選鉱場跡だったみたいです。

トンネル内

ネルトンを抜けて・・

ヤマヨシ直売所の前

あ・・次の目的地に付きました。

わさビーフのヤマヨシ直売所

いかにもコンビニの居抜き物件剥き出しですが

わさビーフでおなじみのヤマヨシの直売所です。

数日前に、たまたまローカルの情報番組で知ったのですが

丁度、砥峰高原の帰り道に寄れる所にありました。

普段はコンビニで見かけないような

ヤマヨシの様々な味のポテトチップスが売っているのですが

その場で揚げる出来たてのポテトチップスがウリなんですよ・・

た~だ~、今回はたまたま・・

機械の都合で出来たてポテトチップスが作れないようでした・・・・・

オーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!

今日は、一体どうなってんだよーーーーーーーーーーーー!!

かといって、ネイキッドのバイクで来ているので

ポテトチップスを大量に買う事も出来ず・・

賞味期限が1ヶ月程度しかないポテトチップスが

タダみたいな値段で売っていたので

それを1つ買って帰りました。

ヤマヨシ直売所のフリードリンク

ちなみに、ちょっとしたイートインスペースがあって

そこには無料の飲み物が飲めるサービスがありましたので

少しだけ喉の渇きを回復出来ました・・

わさモー

わさビーフのわさモー君・・

よく見ると頭から、わさびが生えてますね・・

CB650Rと帰り道

時間も3時に差し掛かろうとしているので

店も一旦、閉まったりするし

山道だから、そもそも店もないし・・

とっとと家に帰ってからご飯を作ろうかな・・

だとしたら下道をダラダラ走らずに・・

CB650Rの高速道路走行

高速道路に乗って素早く家に帰りましたが・・

グーグルマップに表示されていた定休日がウソだったのか

人が居ないので臨時休業していたのかは分かりませんが

こういう散々な日もあるんですね・・

でも、カーミン号のコムスの体験は最高だったので

プラマイゼロですね・・

え~、CB650Rの情報は

CB650Rの専用ページに載せているのでよろしく・・

 

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