
先日、ニュルの24時間耐久レースで
トヨタのモリゾウさんのチームが8速DATのGRヤリスで走りましたが・・
途中でもし、DATが壊れるような事があったら
周回数から走行距離を計算して
自分のGRヤリスのサーキットでの走行距離が
ニュルで故障した走行距離に到達する前に
GRヤリスを手放そうと本気で思ったのは、私だけではないハズ・・
実際には大きなトラブルもなく、クラス優勝していたので
安心して今後もATのGRヤリスでサーキットを走れると思ったのですが
まさか、耐久性を上げたスペシャルな8速DATじゃないですよね・・・・
という事で・・先日のサーキット走行を踏まえて
もうちょっとだけサーキット方向に振った仕様に変更しようと思い
まずはヨコハマのADVANフレバのタイヤを用意しました。
ADVANだとイメージ的にハイグリップタイヤのように思えるのですが
ドライブを楽しむのに最適なSドライブの後継ですね。
そういえば、初めてS15シルビアで買ったタイヤもヨコハマのGPで
M7R→GP→Sドライブ→フレバという進化の歴史がありますが
当然、サーキット専用にするようなタイヤじゃない事は
身をもってよく知っています。
しかも、205/50の純正タイヤサイズより幅の狭い
195/55のサイズを選ぶ事で、さらに金をケチるという始末・・
ていうか昨今・・タイヤの価格は
どんだけ上がるんだよ!って話なんですけど
少なくとも今回買った16インチの195幅のフレバ4本の価格だと
20年前なら同じインチの205幅のブリヂストンのフラッグシップの
ラジアルタイヤが買えましたよ・・当時はRE-01Rでしたけど・・
そうなると、どんどんサーキットを走る敷居が高くなって
モータースポーツの文化も衰退していくんじゃないかと
危機感を持っているんですけど・・
昨今の自動車はビジュアルを重視している為か
標準装備でブレーキよりも遙かにサイズが大きい
18インチ以上のホイールを平気で履いてくる訳でしょ・・
出来るだけ安く涼しい顔をしながら
気軽にサーキットを走りたいもんですわ・・

サーキット専用タイヤにするという事で
最初からホイールのセンターキャップも外しておきましたが・・
街中で普段装着しているダンロップの185幅のEC204と比べて
今回の195幅のADVANフレバは
1本あたり約1.5Kgほど重くなりましたわ・・
しかも転がり摩擦も大きいので
特に市街地での燃費は確実にダウンしますね・・
ちなみに今、このタイヤを装着しているという事は
近々、モーターランド鈴鹿に再び行くって事なんですけど・・
なんせ気温が30度オーバー・・
気温が30度を越えるサーキット走行は過去に体験した事がなく
未知の世界で・・きっと地獄だと思います・・

あと、GRヤリスはベースがヤリスという事もあり
ペダルが浅い位置にあるので、シートを下げて足にポジションを合わせると
相対的にステアリングの位置は遠くなるので
ステアリングを回す度に肩がシートから浮く訳ですが・・
その対策として純正ステアリングを延長する
アダプターを初めて採用してみました。
社外品のステアリングを固定するボスと比べると
約5倍の価格・・ここには金を使うんかいって話なんですけど・・

実際に延長してみると、純正ステアリングは径が大きいので
思った以上に圧迫感がありましたわ・・
やっぱり延長するならステアリングの径は
320mmあたりがベストだと思いますが
ただ、純正ステアリングのままだと
ディーラーの人が煙たがる事もないので
気分は良いのですけどね・・

あと、ほぼ無料で出来る小ワザとしては
シートレールにウレタンの板を挟んで
シートの角度をちょこっとだけ尻下がりにする事で
縦Gに対してのホールド性を高めてみましたが・・
こういうワザはセンシティブな強度の話になるので
万人に勧められるようなワザではないですね・・

んで、今回はちゃんとマジメに前後に牽引フックを取り付ける為に
純正の牽引フックを1本調達しました。
よく街中で見かける先端が折れて短く出来る牽引フックは
1万円以上するので買いませんでしたが
純正だと約6分の1の価格で買えます。
ちなみにGRヤリスの純正牽引フックの型番は51960-10010です。

サーキットの現場で、やらないといけない仕事の量を
出来るだけ減らす為にも
牽引フックカバーに穴を開けて
ダイレクトに牽引フックを固定出来るようにしましたが・・
純正フックは先端のリング部分の飛び出し量が浅く
ちょうどカバーの位置にリングが来るので
そこそこ大きなサイズの穴を開けることになりました・・
ちなみに牽引フックカバーの型番は52129-52340です。
という事で・・
純正ステアリングを延長する作業の詳細は
まもなくGRヤリスの専用ページに掲載したいと思います。