
前回の続き~という事で
近所にある快活クラブからモーターランド鈴鹿に到着~
クルマの中でも録り溜めたラジオ番組をひたすら消化しているんですけど
モーターランド鈴鹿に着いたと同時に
東京FMの「土屋圭市のくるまの話」が始まったので
もの凄くしょうもない奇跡が起きました。
ちなみに土屋圭市のくるまの話は
日向坂46の番組が終わった後に始まった番組なんですけどね・・・・

いくら1枠2000円で走れると言っても
平日の金曜日なので5、6台いれば良い方なんじゃないかと思いきや
10台ちょいくらい駐まってましたわ・・
ただ、実際に走る車輌なのか、ギャラリーなのかは分からないけど
モーターランド鈴鹿って入場料が無料なので
誰でも気軽に入れる所も良いですよね~

2階の事務所に行って申込用紙に記入・・
今回は50分を2枠とトランスポンダー(1000円)を借りたので
合わせて税込5500円でした。

この日の気温は26度ほどあったのでピットに駐めることにしましたが
20年越しに、ついに憧れのピットインですよ・・
走行会だと台数が多すぎて、まず駐められませんからね・・

まずは受付で貰ったゼッケンを
家から持ってきた養生テープで貼りました。
ちなみにゼッケンは1枠1枚づつ貰うので
2枠目は、もう1枚のゼッケンを貼り直すように言われました。
ただ、どっちの番号が、どの時間枠なのか分からないんですけど
先に若い数字の方を貼りました・・
あと、レース用のアミアミを付けていない場合は
運転席側の窓は全閉ですが助手席側は全開に出来ます。
ただ、モーターランド鈴鹿名物というか
服部の兄さんが毎回言っていたローカルルールとしては
少しだけ助手席の窓を開けるのは強度的にダメなので
助手席側の窓は全閉か全開の2択になります。

借りたトランスポンダーには
予めガムテープがセットされていましたが
落として破損させると大変なので
養生テープで養生してから
家から持ってきた黒のガムテープを上から貼りました。
本来、トランスポンダーを貼る位置は
ナンバープレートの所がベストなんですが
ヤリスのナンバープレートは結構高い位置にあるので
出来るだけ低い位置に固定しないと
反応しない事があるようです。
ちなみにヘッドライト等のテーピングは
アクリル製のヘッドライトには不要と言われました。

そして、ここからが走行会では不要だった
牽引フックの取付ですよ。
貸し切りで行う走行会とは違い
何かあると直接サーキットの運営に影響が出るので
スムーズに車輌を撤去する為にも
牽引フックは付けた状態で走行するようですね。
GRヤリスのリア側はバンパーの内側から外に押せば
簡単にカバーが外れたので工具は必用なかったです。

牽引フックを付けるとこんな感じになりました。
これだと見たらすぐに牽引フックの位置が分かるので
赤矢印のステッカーは必用なさそうですね。

ちなみにフロントは、切り目があるここのカバーを外しますが
両手でしっかり掴める形状な事もあり
手前に引っ張るだけで外れるので工具は必用なかったです。

フロントに牽引フックを付けるとこんな感じになりますが・・
よく考えてみると車載されている標準装備の牽引フックって
1本しかないんですよね・・
モーターランド鈴鹿はセーフティゾーンが、ほぼ無く
グラベルにハマるような事もないので
アンダーを出してフロントから
壁に突っ込むパターンがほとんどだと思うので
とりあえずリア側に牽引フックを付けて走る事にしました。
あとは・・ホイールのセンターキャップの取外しや
バランスウェイトのテーピングについては
何も言われませんでしたが
縁石に乗り上げた時の衝撃で外れて
紛失する可能性が高いので要注意ですね。

アクションカムを設置して
メーターまわりの数値を記録したいのですが
結果的に、この位置では全く撮れませんでした。
準備を始められたのは走行時間枠の10分前くらいな事もあって
焦っていたのか、タイヤの空気圧を調整する事なく
普段の260Kpaの空気圧のまま最後まで走ってしまいましたわ・・
あと、今まではバッテリー上がりを警戒して
オフラインのGRヤリスだったのですが
せっかくサーキットを走るならと
サーキットモードも試してみたくなり
数日前に急遽、Tコネクトに加入して
オンライン化させたのですが
どうもサーキットモードには出来ない感じでした・・
でも確かにサーキットモードに対応したサーキットリストの中には
モーターランド鈴鹿も入っていたのですが・・
時間に余裕を持たせる為に2枠を取ったので
別に焦る必用もないのですが
しれっとさらっと走る予定だったのに
色々試してみたい事を詰め込もうとしてしまいました・・

それでは時間が来たので走ってみたいと思いますが
今回の目的は、あくまで気軽にサーキットを走る事だけが目的なので
普段から履いている185/60R16のEC204のタイヤを壊さない為にも
ブレーキを残してターンインしない縛りで走り
エンジンオイルの劣化を最小限に抑える為に
油温が110度を超えたらクーリングラップを入れる事にしました。

ピットからコースインしますが
ピットアウトの白線からタイヤがはみ出る事が禁止されているのは
おそらく全世界のサーキットで共通のルールですね。
白線を踏むまではセーフみたいですけど・・

最初のストレートですがブレーキングポイントまでに
このGRヤリスでは3速で丁度ピッタリで
130Km/hに到達しないくらいでした。

ここはモーターランド鈴鹿では、もっとも高速なコーナーなんですが
NAの軽自動車だとアクセルオフで曲がれてしまうので
世間的には中速コーナーになるのかな・・

タイムを出来るだけ縮めるには
コースの端から端まで使い切った方が速いのか
小さく回った方が速いのかを予め調べておいた方が良いのですが
細かい事は、もうすっかり忘れてしまいましたわ~

2回目のヘアピンでは4速に入って間もなくブレーキングだったので
3速のまま走るか悩む所でしたが
ここがもっとも速度が伸びる所で
130Km/hを少し越える速度が出ました。

そして連続へアピンの低速区間に入る入口ですが
ここからがLSDがもっとも欲しくなる区間というか
オープンデフの4輪駆動だとアクセルオンでドアンダーが出る可能性もあり
アクセルを我慢するのか、踏み込むのかの判断が難しい所ですね。
それでも前後駆動配分が可変して
少しリア寄りになるトラックモードだと
アクセルをオンにした時のアンダーステアは
少しマシになるのが分かりました。

ここは本気モードだと縁石を跨いでショートカットするのですが
GRヤリスのアンダーパネルは高級なのでやりませんでした。
ギャラリーの方が居るとサービス精神で
ついついサイドブレーキを引いてしまいますが
ギャラリーを見る暇があったら
クリッピングポイントをちゃんと見ろって話ですけど・・

最終コーナーですがタイムアタックを始める時のラインは
アクセル全開状態で外まで使って直線的に抜けますが
このドラレコの映像で見る限りでは
タイムアタックを終える時だと
ガッツリ縁石を跨いで小さく回れそうですね・・
最終コーナーのラインはタイムの計測ポイントを
意識して走る事が重要ですね。

50分の終わりの時間がくると放送が流れるのでピットに戻りました。

暖房を全開にしてからボンネットを開けて外に出ます。
ちなみにブレーキに関しては、GRヤリスのブレーキが優秀というよりも
タイヤのグリップ力が低すぎる為だとは思いますが
何度アタックしてもブレーキペダルのストローク量が
ほとんど変わらなかったのは新鮮な感覚でした。
低いグリップのタイヤだと駆動系にもボディにも優しいので
何度走っても車両が痛む感じがしない所は良いですね。

タイヤを壊さないように走ると
ぶっちゃけ、ぜんぜん面白くないですし
2週を全開で走ると油温が110度を超えるので
2週のクーリングラップを入れて2週全開で走るの繰り返しでしたが
水温は100度を超える事が無かったので安定していました。
今気付きましたがナンバープレートも外してないですね・・
本当に通勤仕様そのまんまで走ってしまいましたわ・・
GRヤリスには水冷式のオイルクーラーが着いているようなので
出来るだけ水温を低く保つ事で油温の上昇も抑えられるので
ナンバープレートを外した方が良いのは確かだと思います。

ちなみに助手席に設置したカメラだと
こんな画角になりました。
コースと運転している様子は、しっかり撮れますが
メーター類は全く撮れてないですね・・
ちなみに・・ウチのGRヤリスはタイヤとホイールを軽量化したせいなのか
ドライブモードで全開で走ると
2速から3速にシフトアップする時だけウン!と
1回だけレブるんですよ・・ドライブモードなのに・・
絶対タイムロスしてますやん・・
DCTとか2ペダルMTだとレバーを倒して変速させる時に
エンジン回転数はレバーを倒した所から上がらないのに
このGRヤリスのトルコンATは、変速を開始する駆動力が抜ける所で
400回転ほど上がるんですよ・・2速~3速の所だけ・・
なのでMTモードだと、その上がる回転数を計算して
早めにシフトアップしないとレブるんですよ・・2速~3速の所だけ・・
ややこしいというか、変速のプログラムを修正して欲しいわ・・
GRヤリスの8速ATに対していつも
そこそこネガティブな事ばかり言ってますけど
基本的には気に入っているというか
過去に乗ったトルコンATの中では最高傑作だと思っていますが
デキが良いだけに、どうしても細かい所が気になりますね・・

クーリングラップをすると
他の車両の邪魔をしないラインで走るので
思いっきりタイヤカスを拾ってしまいますね・・
走行会に比べると走っている車輌は圧倒的に少ないのですが
前日や違う日に落ちたタイヤカスっぽいですね・・
なのでピット横で駐めて冷やすパターンも試してみましたが
気温が高かった事もあり
エンジンオイルの冷え方には、それほど大きくは差が無かったですね・・
ちなみに駐まっている時はエアコンを掛けて
人間自体も冷やしています。

サイドブレーキを使っての走行も試してみましたが
サイドブレーキを引くタイミングが
どうも体に染みついた2駆のタイミングなので
4輪駆動だともっと遅めのギリギリで引いて
直線的にアクセル全開で抜ける方が速そうですね。
少し早めにサイドブレーキを引いてしまうと
つじつまを合わせる為にアクセル全開でカウンターを切って
滞空時間を延ばしてしまってますわ・・
これだと、ただのWRCごっこの走行なんですが
やはりオープンデフのGRヤリスだと
ストレス無く小さいコーナーを抜けるには
サイドブレーキを使いたくなりますわね・・

ちなみにコースインする時に燃費計をリセットして計測しましたが
1リッターあたり3.2Kmでした。

ガッツリ走れたので、そろそろ帰りますわ~
今回は人生で初めてタイヤを労ってサーキットを走りましたが
ぶっちゃけ、それだと全然面白くなかったですね・・
サーキットを走ったのにも関わらずフラストレーションが貯まったので
今度来る時は、もう少しサーキットに振った仕様で
セットアップしてから来ますわ~
ちなみに本日のベストタイムは51.162秒(正回り)でした。
過去に走ったタイムを見てみると・・
普通車では、1500ccのDE型デミオで52.02秒だったので
何とか通勤仕様のGRヤリスが勝ちましたが
エンジン出力の差は、200PSくらいあるので
今回のGRヤリスが如何にコーナーがクソトロくて
直線番長だったのがよく分かりますね。
そりゃ走っていてもストレスが貯まるわけですわ・・

とりあえず三重県の現地で
お昼ご飯を食べてから帰る事にしますが
くれぐれも全国チェーンのお店には入らないように気をつけます・・

三重と言えば、やっぱり松阪牛なので
近所にあった個人店っぽい焼肉屋さんに入りました。

適当に入った焼肉屋さんでも
ちゃんと松阪牛が注文出来たので、さすが三重県のお店って感じですね。
一皿600円~800円程度の価格帯のお店でしたが
松阪牛だと、その約2倍の価格でした・・ちなみに左の皿が松阪牛ですが
皿の大きさやカットの仕方自体が違っていて特別感がありますね。
普通の牛肉と松阪牛とで同じ部位を食べ比べてみましたが
松阪牛は厚切りにも関わらず
サシの入り方が全然違うので圧倒的に柔らかいですね。
そして脂の甘みと脂自体のクドさも無いので
まさに高級な牛肉の特徴そのものでした。
サーキットを走って松阪牛を食べる・・
三重県を最大限に堪能した感じがしましたが
ちなみに「マツサカウシ」が正しい名称のようですが
他府県の人間は、あえて「マツサカギュウ」と言わないと
何だか三重県の人に負けた気がするのですが
メニュー表を指さして注文したので、その問題を事前に回避しました。

次の日も休みだし時間にも余裕があったので
帰りは下道で帰りましたが
グーグルマップのナビの通りに走ると
峠道に案内されたのでWRCをさせられました・・
ん~ やっぱりGRヤリスのRCはサーキットを走るよりも
サスペンションの設定的に
こっちの道の方がピッタリ合いますわ・・

ゴトン、ゴトンという振動が家に帰るまで続いたので
嫌な予感がしましたが
タイヤをチェックしてみると
そこそこの数のタイヤカスが付いたままでしたわ・・
スポーツ系のタイヤだと家に帰るまでには大抵
綺麗に剥がれるのですが
EC204のような低燃費タイヤのコンパウンドでは
タイヤカスが剥がれ難いようですね・・
スクレイパーで剥ぎ取りましたが超面倒くさい~!
上手くやらないとタイヤのブロックごと剥がれてしまいますからね・・

タイヤを労って走ったのにも関わらず
ブロックが剥がれていたり
タイヤの角だけ酷く削れているのでタイヤとして終わりました。
フロントタイヤにキャンバー角を付けていないので
それを見越してハンドルを真っ直ぐの状態でしか
ブレーキングを行いませんでしたが
やっぱり数回程度ドリフトのような走行をしたのがダメだったのかな・・
GRヤリスは特に重心が高いと思うので
フロントにはキャンバー角を付けないと
タイヤの角が一瞬で終わるのでタイムが出なくなりますわ・・

ちなみにリア側は綺麗だったので
ローテーションを行いましたが
やっぱり普通の低燃費タイヤだと
走った後の作業が色々待ち受けていたので
スマートには終われなかったですね・・

家に帰ってからGRヤリスとスマホとの接続を色々試してみると
車体番号を登録したり
TコネクトのIDとパスワードを入れたりすると
やっとGRヤリスからの情報が届きました・・
た~だ~、車両を整備する時に
エンジンを切った状態で窓を全開にしてたりすると
メールで「窓が空いてます」と何度も警告が来たので
いちいちうっとうしいのですが
通知のオンオフが細かく出来たので
盗難装置の動作通知以外は全てオフにしました。

あ・・サーキットモードのボタンも現れた!
これでサーキットモードに出来ますわ!って
今、家や! もう遅いわ!!
あ、そうそう・・写真にも写っていましたが
パドルシフトボタンを拡大するアイテムを付けていたので
その詳細はGRヤリスの専用ページに掲載しています。