GRヤリスでスノーラリー 走行編

2025-02-18 11:30:34
2025-02-19 10:35:16
目次

録画したMステを見ていたら

Mrs.GREENAPPLEの名前でヒットチャートほとんどが埋まっていたので

またまた~ Mステが勝手に独自のチャートを作ってるんじゃないの~

なんて思っていたら、別の音楽番組でも

Mrs.GREENAPPLEの名前でヒットチャートが埋まっていた・・

あれでしょ・・Mrs.GREENAPPLEって昔

アニソンを歌ってスマッシュヒットしたバンドでしょ・・

確か、ビターソングとシュガーステップだったかな?

調べてみたら、それはUNISON SQUARE GARDENで

曲名も全部間違っていた・・

という事で今回もATのGRヤリスRCを使って

雪道でリアル♪セーガーラーーリ~~~~をする続きですが

それは♪デーイートーーーナ~~~~の間違いですね。

セガのデイトナUSAは4速から一瞬だけ2速に落として

無理矢理シフトロックのドリフトをするという

今思うと滅茶苦茶なレースゲーでしたが

こういう40代以上じゃないと分からないようなネタを書くから

Mrs.GREENAPPLEとUNISON SQUARE GARDENの違いも

分からないのだと思います。

トヨタGR-FOURロゴ

セガラリーと言えばST205の通称4つ目セリカなんですが

GRヤリスにはST205のセリカと同じGT-FOUR・・

じゃなくてGR-FOURのエンブレムが貼られています。

その事を例えるなら、イチローに対して

ニッチローみたいなエンブレムなんですが

こうやって代々、トヨタがWRCに参戦してきた歴史が

現代のGRヤリスにも引き継がれているようですね。

今回の雪道ラリーダイカイの最大の目的は

前後オープンデフのGRヤリスRCで

雪上における車体のコントロール性を確かめる事と

サイドブレーキを使った走行においての

電子制御等の挙動を調べたいと思います。

木が垂れ下がった雪道

前回、ギリギリでエンジンが掛けられたトイレ休憩所から

とりあえず京都の山奥にある豪雪地帯に向かって走りますが

あえてメイン通りの国道は通らずに小道を走ると

雪の重みで木が垂れ下がっていたり

厚く積もった雪で道を塞がれます。

普段はごく普通の田舎道なんですが

雪が積っただけでアドベンチャー出来ますね。

山に続く雪道

これから登る山が見えてきましたが

もう既に雪の轍はそこそこ高いので

GRヤリスの車高では走行に制限が掛かり

そこそこ厳しい状況になっていますが

天候的には完全に晴れているので

雪景色を堪能するにはベストな気候ですね。

雪道でのすれ違い

とりあえず適当に山道を登っていると

今回の雪道走行で、もっとも危険な事が起きました・・

対向車が見えた時点でお互いが左端に寄るラインを走るので

5台ほどの対向車と何の問題もなくすれ違ったのですが

問題は写真に写っている、その列の最後尾にいた車両ですよ・・

明らかに1台だけセンター寄りに走っているというか

遠くにいる時は前の車輌を追い抜く気なのかな?と、思うほどでした。

近づいてきても左側に寄る素振りすらなく

「おいおい・・向こうにいけよ・・マジかよ・・来んなよ・・絶対確信犯だろ・・」

まるでパーキングセンサーの警告音のように

「おい、おい、おいおいおいおいおーーーーーーーーーー」

スーーン・・

すれ違う時はミラーから相手のボディが僅か2ミリくらいの間隔で

ギリギリ接触は避けられました・・

雪道と轍

単独で気持ちよく走っていると前のクルマに追いつきましたが

さすがに時速20Km/hで走行されると、しんど過ぎると思いつつも

道路にそびえ立つ雪の轍が邪魔なので身動きが取れず

仲良く速度を合わせて一緒に走っていると

さすがに後ろには自動車の列が連なっていきますが

一般的な道路と比べると

雪道では速いペースの車両と

遅いペースの車両の速度差が特にエグいですね。

雪道とコンビニ

前のクルマに合わせてトロトロ走ってると

コンビニを見つけたので駐車場に入って引き返そうと思いましたが

雪が積もっていて駐車場に入れませんでした・・

でも何とか雪が浅い所を見つけたので引き返しました。

雪道とイエローセリカ

遠くに黄色い物体を見つけたので

あ、ドクターイエローだ!!

と、思ったら黄色いセリカでした・・

とりあえずセリカの伏線を回収しましたが

このT231のセリカは約25年前の当時、試乗車がなかったので

トヨタディーラーの社員が所有するセリカを

運転させて貰った思い出がありますが

今見てもデザインに古さを感じないですね。

除雪車跡の雪道

違う山道に入りましたが除雪車が走った後のようで

路面に雪の轍が無いだけでかなり走りやすくなりますね。

そうそう、この道は美山町のかやぶきの里に続く道だったので

観光客が難なく来られるように

除雪車が頻繁に走っている道なんですよね。

とりあえず、滑ると言われているダンロップのスタッドレスタイヤ・・

WINTER MAXX 03なんですけど今の所は

特に問題なく走れていますよ。

雪と道の駅

休憩をする為に近くにある道の駅に寄りましたが

駐車場に積もっている雪の高さがバンパーの高さ以上だったので

駐車場に入るのを断念しました・・

やはり、雪山に行くと毎回、車高によって行動が制限されるので

出来ればノーマルの車高から20~30mmは上げたい所なんですけど

結局の所、前を走る(走っていた)自動車よりも

最低地上高が5mmでも高ければ

実質、他の車両が除雪車として機能するので

その後ろを走れば楽チンな訳ですよ。

なので、雪道では自分の車両が人柱というか

除雪車にならない車高にするべきなんですが

ノーマル車高のGRヤリスでは残念ながら

今回は多くの道路で除雪車にならざるを得ない状況でした。

雪の山道

遊べる広場を探して山道を散策しましたが

基本的に標高の高さと雪の積もり具合は比例している状態で

どこかに入るのも、雪で見えない側溝と車止めの存在が

とにかく恐怖ですね。

とりあえず広場で360度ターンを試してみると

LSDが入っていなくても

一応、普通にアクセルでのターンは出来ましたが

狙ったラインよりもかなりアウト側に膨らみ気味になるので

これがオープンデフの弊害ですね。

なのでオープンデフでもジムカーナはそこそこ楽しめそうなんですが

パイロンを軸に小さくアクセルオンでターンする事は出来ないというか

アクセルを入れるとどうしても回転半径が大きくなるので

その分、タイムロスになる感じだと思います。

あと、雪道でのベストな駆動配分は前53:後47の

もっともトラクションが掛かるグラベルモードが基本だと思うのですが

もっともリア寄りに駆動配分が可変するトラックモードでも

オープンデフだとアクセルオンで頭をイン側に巻き込むのが緩やかなので

グラベルモードでもほとんど違いはないですね。

京都の雪原

走行中のサイドブレーキを使った時の感触は

想像以上に優秀というか

電子制御をオンの状態にしていても全く干渉はしてこないですね。

最近の自動車ではサイドブレーキを引いても

横滑り防止機能などの電子制御が邪魔をする車種があるので

予め解除しておかなとリアタイヤがロックしにくい状態になったりしますが

GRヤリスではフットブレーキを併用しても

サイドブレーキを引くフィーリングが全く変わらなかったので

油圧系とは独立した機構なのかと思いました。

家に帰ってからGRヤリスのリアブレーキを調べてみると

やはりブレーキローターの裏に

サイドブレーキ用のドラムブレーキがあるようですね。

GRヤリスのリアブレーキ

ブレーキパッドを交換するまでは

ドン引きするようなフロントブレーキの鳴き問題があったので

近所迷惑にならないように

サイドブレーキを使ってクリープ現象を止めていましたが

おそらく、その行為によって

ブレーキシューの当たり付けが出来ていたのか

ドライな路面であっても

一般的な自動車の半分くらいの力でサイドブレーキを引くだけで

容易に後輪をロックさせる事が出来ました。

MTでサイドブレーキを引く場合は、クラッチを切らなくても

エンジンストールが起きないのかどうかは分かりませんが

このATのGRヤリスでは、まるでFF車のように

いつでもサイドブレーキが引けてクルッと違和感なく回れました。

義務教育をまともに受けた人は

走行中にサイドブレーキは引かないと思うので

おそらく一生、サイドブレーキ用のブレーキシューには

当たりが付かないと思うのですが

その場合、考えられる危険な要素としては・・

Sタイヤのようなハイグリップタイヤを履かせて

いざ、ジムカーナ等の競技を行った場合

ブレーキシューに当たりが付いていない状態で

走行中に強烈にサイドブレーキを引く事になるので

もしかすると摩擦材の角が割れるかもしれないですね。

なので競技をする予定がある場合は

普段から走行中に車速があまり落ちない程度に

サイドブレーキを引いてブレーキシューに当たりを付ける事で

摩擦材の角部分を削っておいた方が良いかもですね。

車内からの雪原

雪山を堪能出来たので山から下りてきましたが

雪の轍がエンジンアンダーカバーを擦る所で

下回りを確認してみました。

GRヤリスのエンジンアンダーカバーと雪の轍

これを見る限りGRヤリスでもっとも地上高の低い所は

やはりエンジンアンダーカバーの所ですね。

今回は予めタイヤディフレクターを外していますが

アンダーカバーに雪の轍が当たる所でも

タイヤの通る所は雪が踏み固められているので

タイヤディフレクターには当たらない感じですが

ただ、それは真っ直ぐ走っている状態での話であって

お店に入ったり、右左折時には雪の轍を越える必用があるので

タイヤディフレクターにも当たると思います。

GRヤリスのマフラーと雪の轍

次は雪の轍にエンジンアンダーカバーが擦れている時に

車体のリア側を見てみました。

リア側はマフラーのタイコ部分が

もっとも地上高の低い所になるのですが

それでも数センチの余裕がありますね。

つまり、雪が積もったあらゆる敷地内に侵入する場合は

フロント側からではなく、バックでリア側から入った方が

バンパーを痛めるリスクが少なさそうですね。

どっちにしろ、車止めも駐車スペースのラインも分からない

雪が積もった知らない駐車場に駐める時には

それなりのリスクがあるので

駐車場に入る前にグーグルマップ等の航空写真で

車止めの位置などを確認した方が確実かもしれませんね。

山道のアイスバーン

そろそろ家に帰ろうと思うので

後はヌルい地元の低い標高の山を越えるだけなんですが

す・・滑る~ 雪が降り積もっていた雪山よりも断然滑る~~!

雪が解けてシャーベット状になっていて

それが所々で凍ってアイスバーン状態なので

路面のミューが極度に低い所が混在している感じですね。

簡単にアンダーステアが出るというか

ステアリングがほとんど利かない所があります。

でも、こんなにヤバい道だとラリー(シム)のフィンランドで

積極的に車体を横に向ける雪上の走行技術を習得していないと

滅多に雪が降らないこの地域では

まともに走れる人なんていなんじゃないの・・

あ、そうか・・速度を落とせば良いだけか・・

路面が滑り過ぎて頭の中がすっかり

WRCに参戦しているかのような錯覚に陥ってしまった。

結局、こういうアイスバーンの路面は

雪の轍とか走行を邪魔する障害物がないので

走りやすい事が逆に悪い方向に出てしまい

自然と速度が上がってしまう事でアンダーを出して壁にズドーン・・

ていう事になるんでしょうね。

でもこれって、ダンロップのWINTER MAXX 03だから滑っているのかな・・

WINTER MAXX 03は雪だと走れるけど氷には弱いって事?

ブリジストンのVRX3を装着しておけば普通に走れていたのかな・・

アイスバーンとパトカー

アイスバーンを楽しんでいたらパトカーに追いついてしまいましたが

なぜだか道を譲って貰えました。

ここから先の山道で壁に接触したと思われる自動車の事故を

2~3件見る事になりました・・

雪の山道とパトカー

アイスバーンを楽しんでいたら遠くにセーフティーカー・・

違うわ・・パトカーが赤色灯を回しながら走っていました。

さすがにこの路面状況でパトカーを追い越しすると

センターラインが黄色の実線じゃなくても

ウーーーーーーン!!ってサイレンがなるのかな・・

制限速度内で追い越すと違反じゃないと思うんだけど

その気になれば万能な交通安全義務違反で

しょっ引かれる可能性がありますね・・

最後は大人しくパトカーに先導されて山を下りましたが

あまりにも事故の報告が多かったのか

事故を未然に防止する為にパトカーがペースカーとなって

走ってくれていた訳ですね。

事故っている車両のタイヤは確認していませんが

事故った車両の全てが金をケチって

ダンロップのWINTER MAXX 03を履いていたとは考えにくいので

これでWINTER MAXX 03だから滑っていた訳ではないという事が

証明されたという事で良いのかな?

GRヤリスと雪の轍

という事で・・ATのGRヤリスRCで雪道を走ってきましたが

雪道走行をまとめると・・

前後オープンデフのGRヤリスでも

サイドブレーキが自由に使えるので

4WDの走りをそこそこ堪能出来ましたが

雪の轍によって常に高価なアンダーカバーが破損しないかを

気にしながら雪道を走る事になるので

本当の意味で自由に雪道を走り回りたい場合は

LSDよりも車高アップが必須でした。

サイドブレーキには関係ありませんでしたが

ブレーキパッドの交換作業の詳細は

GRヤリスの専用ページに掲載していますよ。

 

シモケンサイズに戻る

この記事を書いた人

何者かにブログを書かされています・・誰か・・助けて・・・・