
孤狼の血みたいな感じにしてみました・・
先日、フジテレビの会見を18時頃から夜中の2時まで
ついつい見てしまったのですが
途中でダーイシ(石橋)が登場する事を期待していたのは
私だけしょうか・・
という事で今回はホンダのDio110ネタなんですけど
前回は迷い道クネクネによって燃料を多く消費してしまい
引き返す事になった訳ですが
今度こそは山を越えたいと思いながら走っていると
時は正月休みの最終日という事もあり
前回とは全く違う山道のコンディションに遭遇した訳であります。
Dさんのコンディションを考慮してというか・・
今回は燃料も沢山ありますし
Dio110のコンディションは前回よりも良い状態だったので
雪道を走る事に至った訳であります・・

道はバイクを鍛える・・という事で
前回のグラベルツーリングで問題になった所を改善すべく
リアショックを交換するに至りました。
そもそもリアショックに頼らなくても
シートの改良やタイヤ交換によって乗り心地は改善できた訳ですが
より路面からの衝撃吸収性を高めたいと思い
純正ショックよりも長くてスプリングが柔らかいショックを選定しました。
このリアショックを見つけられた事が
完全にゲームチェンジャーになったというか
もはやPCXやNMAXと同等の乗り心地を得られる事が出来たと思います。
さすがにPCXとNMAXを一括りにするのは乱暴過ぎますが
実際にはNMAXの方がPCXよりも乗り心地が良いので
PCX以上、NMAX未満といった感じですね。

次は防寒対策のエアロパーツなんですが
前回の走行では足の指が冷えて感覚がなくなるほどだったので
フットエアロフィンを取付ました。
スクーターには足の前面に大きなカバーがあるので
一見、足に風が当たらなそうなんですけど
おそらくカバーの端で渦が発生する事で
フロアにも風がビュンビュンに吹き込むのですが
このフィンを付ける事で渦を発生させる位置を
フロアの外に持っていく事で足が超快適になりました。
あと、ウインドスクリーンの隙間を埋める
まるでドラゴンボールのスカウターみたいな
小さいスクリーンを取り付けたので
写真にちょいちょい写り込んでいます。

次は車体の汚れ対策として
前輪の後ろにある壁にマッドガードを追加しました。
ディオ110には立派なフロントフェンダーが付いていますが
それでも泥を跳ね上げて
カバーの内側に入ってしまうのでその対策です。

クランクケースの中にも木々の種等が沢山入っていたので
CVTの通気口にフィルターを取り付けました。
今回の装備品についてはさらっと流しましたが
詳細については後々ディオ110の専用ページに
掲載したいと思います。

それでは京都の山に向かいたいと思いますが
正月休みの最終日の昼間という事もあって
神社では屋台が並んでいて賑わってますね。

いつもの渡月橋を渡りますが
昼間にしては観光客も若干少なく
やっぱり正月休みの最終日は家でゆっくり休みたいよね~

嵐山から金閣寺に向かう道の途中の池・・
ピッタリ制限速度を厳守というか
あえて厳守している所を切り取っていますが
厳密に言うとタイヤ外径が純正タイヤより若干小さく
スピードメーターで言うと時速44Km/hくらいで
GPSの正確な速度計で時速40Km/hって所なので
写真では時速36.5Kmくらいしか出ていませんよ。
必死だな・・・・・・・・

という事で、前回引き返した山道に入りました~

とりあえず車体を降りての撮影タイム・・
今回も走行中の動画撮影はソニーのアクションカムを使っていますが
アクションカムの新型が何年も全く出る気配がないし
ソニーがGoProに負けて撤退したって事なのかな・・
でも、テレビ番組で使われている小型のカメラは
ほとんどがソニーのアクションカムが使われているし・・
テレビ局の話はやめとこか・・

前回はウェイトローラーを軽くしていた事もあって
坂道でのエンジン回転数の高さが
燃費の悪さに繋がっていましたが
今回はウェイトローラーを1g重くしたというか純正に戻したので
時速30Km/h前後で走っている時には
5000回転を切って走れるようになっています。
山岳の事だけを考えるなら
ウェイトローラーはもっと重くしても良さそうですが
坂道をある程度は余裕で登れて尚且つ
出来るだけ低いエンジン回転数で走りたい所ですね。

正直、バイクに乗っている事が楽しいのか
山の景色を見るのが楽しいのか
よく分かりませんが
山道を歩けと言われたら山には行かないと思います。

山の頂上にたどり着きましたが
ここからが本番・・強要出禁です。

下りはついつい速度が乗りがちなんですけど
リアショックを交換した事もあって
純正ショックの時よりも確実に速度を上げて
下れるようになってますね。

とりあえず、いつもの所で京都の街を見下ろしてみる・・

あれ・・なんか雪が残ってますね・・
水溜も凍ってますし・・

とうとう出たね・・
上りは日光が当たる山の南東側だったけど
下りの北西側は完全に雪が残ってましたわ・・
バイクを置いて試しに自分の足で歩いてみると
雪というよりカッチカチの氷なのでめっちゃ滑りますわ・・
もはやこれまでか・・
今回も引き返すのか・・
引き返す事も勇気だと栗城君の言葉を今も忘れていない。
しかし、ここを走ってこそ
最高のアドベンチャー体験なんじゃないのか・・
こういう道を走破する為に
ディオ110をカスタムしたんじゃないのか・・
アドベンチャーしないアドベンチャー仕様なんて
ただの豚だ・・いや、バイクだ・・
ディオ110の軽さと足つき性なら
両足をスキー板のように使って走れるはずだ・・

とりあえずタイヤの空気を抜いて接地面積を増やし
イボイボが出来るだけ氷に引っかかるようにしましたが
感覚的にだけど空気圧は130Kpaくらいまで落ちた感じかな・・
山を下りてからの帰り道もそこそこ長い訳なので
リム打ちする可能性も考慮すると
この空気圧が限界かなと。
携帯型のエアポンプを持ってきたら良かった・・今回の反省点ですね。
実際に走ってみると
自分の足で歩くよりも明らかに滑らなかったので
思ったよりも普通に走れてしまいました。
あれ・・オフロードタイヤって硬い雪の上も走れるのか・・
コントロール出来る範囲で適度に滑るので
まるで遊園地のアトラクションみたいで
ぶっちゃけ、面白い・・
こういう滑りやすい路面では車体の地上高の高さが逆に徒になるので
足つき性の良さが何よりも有り難く思えます。

雪が完全に無くなる標高まで無事に降りてこられました。
この道でもテレビ番組で紹介されているような酷道よりも
明らかに酷い道だと思うのですが
もう今回のアドベンチャーのクライマックスは
雪道の走行で既に終わっているので
あとは惰性で走っています。

大きめの石が路面に少ないだけでも速度域がぐっと上がり
めっちゃ気持ちよく走れます。

普通、セローとかがこういう道を走っているんじゃないのかと
思って走っていたらセロー250が向かってきたので
軽く会釈をすると返してくれましたが
オーレは知っている・・
125ccクラスのスクーターで山道を走っていても
ツーリングをしていると思われないので
向かってくるバイクから99%無視されるというか
手で合図をしてこない。
大型バイクに乗っている時にはウソみたいに
ほとんどの人が合図をしてくるのに・・
まるで走っている国が違うんじゃないかと思うくらい
125ccクラスのスクーターだと扱いが違うのである。
きっと、すれ違ったセロー250も
地元に住んでいるオッサンが、普段に生活をしているだけだと
思っているに違いない。
125ccのスクーターにも人権を!!

山道を降りて国道に出てこられたので
今回こそは走破する事に成功しました。
ディオ110の可能性がまた一つ広がったように思えました。

と、思ってロマンティック浮かれモードでいたら
最後に一本橋でドボーーーーーーーーーーン!!
って事にはならない。
なぜなら、家に帰るまでがアドベンチャーなので
最後まで手を抜かないからだ。