
今までずーっとイエベだと思って生活してきたけど
ちゃんと調べて貰ったら、どうやらブルベだったみたい・・
そうなると、今までブルベなのにイエベの物を使っていた訳だから
その時の私は一体、何ベだったのだろうか・・
でも、日によっては何だかイエベな気もするので
もう何ベなのかも正直、よく分からなくなっている自分がいるべ・・
中居やったんかーい!
という事で・・前回の続きという事で・・
KLX230シェルパで奈良の快活クラブから
室生山上公園芸術の森へ行きますが
芥川賞も直木賞も該当なしという事を記念して
今日は、ちょこっと文学的な感じでやってみますわ~
本は学校以外で読んだ事がないんだけどね・・

快活クラブに着いたのが予定よりも遅い3時だった事もあり
出発した時刻は、いつもより遅い10時半頃だったので
レストランも、そろそろ営業を始める時間になっていた。
先に室生山上公園芸術の森に行くか
あるいは、その近くにあるレストランに行くか・・
先にどっちに行くべきか・・迷った時はいつもこれに頼る・・
ど、ち、ら、に、し、よ、う、か、な、
し、ん、だ、じ、い、ちゃ、ん、の、い、う、と、お、り・・・・・・・
自分の脳に直接呼びかけるように声が聞こえてくる・・
・・・・・み・・ず~・・を・・く~・・れ・・・・
レストランに行く事にした。

こんな山奥にレストランなんてあるわけ・・・・あった。
無駄に広い土地にプレハブで出来た
ウソみたいなレストランが、そこにはあったのだった。

明らかに自動車の為に用意されている駐車場に
バイクを駐めるのは気が引けるというか
自分が自動車に乗っている時に
バイクを隣に駐められると、何だか気分が悪いというか
思わずバイクを蹴りたくなるので
店の奥にあった木陰に駐めることにした。
気温が35度を超える晴天の今日だと
3分ほどバイクを駐めているだけでも
シートが灼熱の熱さになるので
むしろ、こっちの方が好都合だった。
KLX230には標準でヘルメットホルダーが着いているので
そこにヘルメットを固定した。
何故ならヘルメットを持って店に入りたくはないからだ。
とにかく店の人にはバイクで来た事がバレたくないので
まるで自動車で来たかのような素振りを見せながら店に入った。
店長らしき人が忙しそうに開店準備をしていて
まだ営業時間ではないと言われた。
確かにグーグルマップでは11時からの営業だったが
正式には11時半からのようだ。
でも、あと10分くらいだったので店の中に入れて貰えた。
きっと、バイクで来た事がバレていたら
外で待つことになっていたに違いないし
ヘタするとバイクを蹴られていたかもしれない。

ビーフシチューがお勧めだと店長らしき人が言ってきたので
すかさずチャーハンを頼もうと思った。
でも、どうやらフランス料理の店だったようで
チャーハンはメニュー表には無かった。
それでは、コロッケを注文しようと思ったが
ちょっと待てよ・・
確か、コロッケはイタリア語でクロケッタだ・・
もし、バイクで来た事が店長にバレていたとしたら
確実にバイクを蹴られるに違いない。
ここは一端、店長のい、う、と、お、り、にしておくか。
数分後、店長お勧めのビーフシチューが出てきた。
むさぼるように食べた・・爺ちゃんの分まで。
ウソみたいにめちゃくちゃ美味い。
気がついたら店が満員になっていて
外で待っている客も居るようだった。
こんな山奥なのに開店してから間もなく
店が満員になるだなんて、にわかには信じがたいが
このビーフシチューの味なら確かにあり得ると思った。
待っている客に気を遣って、早々に店を後にしたが
バイクで来た事がバレないように
少し店から離れた所でエンジンを掛けた事は言うまでもない。

奈良の街では余裕で35度を超えるような気温だが
徹底的に熱さ対策を施した甲斐もあり
山では、むしろ快適に思えるほどだったが
バイクを止まると、やはり暑かった。

出口が全く見えない
長すぎてドン引きするくらいのトンネルに入った。
一気に気温が20度ほど下がったかのような寒さに襲われたのだった。

トンネルを抜けると同じような山林の風景が広がっていたが
間もなく目的地の室生山上公園芸術の森に辿り着いたのだった。

駐輪所のようなスペースがあったので駐める事にしたが
今から帰る時の事を思うと億劫になる。
バイクを駐めて、10分ほどボ~っとして
ヘルメットを固定しただけでも
既にシートが火傷するくらいに熱いのだ。
その昔、ホンダのCRF250ラリーのシートが赤かった事を
密かに根に持っていたが
今思うと理にかなっているのかもしれない。

いかにもスペース効率の悪そうな形状の事務所があったので
中に入ってみたら入口でチケットが売られていた。
何のチケットなのかは確認しなかったが
建物に入った流れで思わず金を差し出して買ってしまったのだった。
恐る恐る買ったチケットを確認してみると
紛れもなく芸術の森のチケットだったので、そっと胸をなで下ろした。

明らかにスペース効率は悪いものの
エアコンがしっかり効いている事も相まって
見た目以上に、ここは快適な場所だった。
バイオハザードの世界だったとしたら
きっと、静かな曲が流れてセーブが出来る場所だと思ったので
タイプライターを探してみたのだが
どこにも無かった。
そんな事よりも、最近のバイオハザードでは
インクリボンを使わなくても
タイプライターでセーブが出来るように
しれっと仕様が変更されているのだ。

重要な水分補給ポイントである自販機が1機だけ置いてあったが
亀頭炎・・違った・・伊藤園の機種だったので、少しおチ○コんだ・・
確かに落ち込んだのだが、大谷翔平が慰めてくれたように思えた。
慰めてくれたと言っても、そういう意味ではない。

事務所を抜けると、そこにはサッカーと
クロケッタ・・違った・・クリケットが同時に出来そうな
広大なフィールドが広がっていた。
しかも極上の天然芝だ。

正直、今日の天候だと生身の状態では
一瞬で熱中症になってしまうだろう。
しかし、そんな事も想定済みだったので
折りたたみ式の日傘を持ってきていたのだった。
2025年の現在では、まだ、男性が日傘をさす事は
一般的ではないようだが
その偏見を一瞬で解くことが出来る魔法の言葉がある。
それは「日傘はスマホのカメラの画質を劇的に改善出来るアイテムである」
という事だ。
つまり、日傘は立派な撮影機材なのだ。
スマホのカメラがどれだけ進化しても、レンズフードは着いていない。
その事でフレアやゴーストが発生しやすいし
撮る角度によっては、コントラストも著しく落ちる事があるのだ。
なので、私は今、日傘をさしているのではなく
作品を撮っている最中なのだ。

何だか無性に上まで登ってみたくなるような造形物があった。

実際に登ろうと思い、近づいてみると
地下に降りられる階段があったのだった。
登るか、あるいは降りるか、迷ったので・・
ど、ち、ら、に、し、よ、お、か、だ、か、ず、ち、か、の、い、う、と、お、り・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
今は、アメリカに居る為なのか、遠すぎて何も聞こえなかった。

正面にある塔よりも
池の方が気になってしょうがない事が写真に出てしまっている。

せっかくなので塔に登ってみたのだが
期待を裏切る事もなく、特に何も無かった。

裏から塔の中にも入れたのだが
見上げると、まるで空の青がレーザービームのように思えたので
少し感動する事が出来た。

そんな事よりも、池の中には天然のメダカと思われる個体が大量にいて
この画角の中だけでも軽く500匹は、いそうだった。
大抵、こういう所の池は生物がほとんど居なくて
まるで死んだかような池なのだが
ここの池は生命力で溢れているイケイケな池だった。

赤とんぼも大量にいた。
ちなみに赤とんぼを英語で言うと、レッドドラゴンフライだ。
その事を知らないと、いざ村人から
「レッドドラゴンフライを倒しに行ってくれ!」と言われたら
とんでもないモンスターだと思って躊躇するかもしれないが
実際は、赤とんぼなので余裕なのである。
逆に赤とんぼにおびえる村人って、どんなヤツなんだよと思ったら
みんな蚊だった。
そう、蚊はトンボが嫌いで、人間は蚊が嫌いなのである。
一瞬、人間と蚊とトンボでジャンケンが成立しそうに思えたのだが
トンボと人間の関係が微妙だったので、どうも無理そうだ。

森林浴が出来る道があったので歩いてみた。
ふと、ニコルの事を思い出した。
もちろん藤田ではない、CWの方だ。
ちなみに藤田の方のニコルはCRだ・・パチ○コだけに・・

森林を抜けると、まるで
ゼルダの伝説の世界に迷い込んだかのような場所に出たが
それと同時に、まだSwitch 2に当選していない事を思い出してしまい
急に現実に引き戻されたのだった。
そんな事もあり、あの三角形の造形物を眺めていると
良からぬ事をついつい想像してしまう。
もし仮に、あれと同じサイズのSwitch 2があったとしたら
あの隙間に丁度良い感じに立てられるのではないだろうか。

思わず塔の中に入ってみて、振り返ってみると
左右に広がる二つの丸い所から
こちらに向かって棒が生えているようにも見える・・
それが何なのかは、もう、言いたくない。

中から見上げてみると、そこには外から見たのとは
全く違った景色が広がっていたのだった。
冷静になって考えてみると、中から見てるのだから
外から見たのとは違う景色になるのは当然だと思った。

さらに奥に進むと建物があったので入ってみたのだった。

最初の事務所では、確かに脳内で、あの緩やかな曲が流れていたが
ここでは流れてこない。
何だろ・・何かが出てきそうなこの雰囲気は・・
昼間にも関わらず、幽霊が出るとしたら
きっと、こういう所なのだろう。

外には亀・・伊藤園の自販機があったので水分を補給した。
ちなみに亀・・伊藤園と大塚製薬は業務提携をしているので
お茶だけでなく、ポカリスエットも買えるのだ。

その先に進むと駐車場があったので
どうやら敷地の端まで辿り着いたようだが
何だか無性に登りたくなる絶妙な角度の建物があった。

入ってみると中はWCトイレだった。
換気の為なのか、そこそこ大型の扇風機が
全開で回してあったので
その前に立つと、一気に体を冷やす事が出来たのだった。

帰りは森林の道を通らずに反対側の道から帰った。

最初の広場に戻ってみると
おそらく大学生らしき人々が居たので
うまく利用して写真を撮ってみたのだった。
すると何だか奥にある木と対になったかのように見えて
誰も居なかった時に撮った写真よりも
格段に完成度が高くなったというか
足りなかったピースが上手くはまった気がしたのだった。

芸術の森を存分に堪能出来たので家に帰る事にした。

あえて林道みたいな所を走って帰った。

35度を超えるような気温でも
山道だとバイクで走っても苦痛ではなかったが
市街地に降りてくると地獄だった。